- 2021/11/12更新
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北海道土木技術会建設マネジメント研究委員会設立20周年記念式典〜「幅広い人材の確保・育成を」当社社長がパネラーとして発言〜
北海道土木技術会建設マネジメント研究委員会(委員長・高野伸栄北大大学院工学研究院教授)が11月9日に開催した創立20周年記念式典・講演会で、当社の舟田幸太郎代表取締役社長がパネルディスカッションのパネラーとして参加しました。舟田社長は「近年、業界全体として若手技術者の割合は徐々に増え、当社も一定程度は確保できているが、彼らを育成する中堅技術者の負担増が課題。中堅技術者がマネジメントを学べる場があれば助かる」と、同委員会の活動に期待を寄せました。
同委員会は2001年に設立。産学官がフラットな立場で意見交換や情報共有に取り組み、建設産業の市民化やICTへの対応、災害時の行政と業界の役割、インフラメンテナンスへの対応など、建設産業が直面している課題や今後の方向性を複数の小委員会で議論・発信してきました。
この日のパネルディスカッションでは、杉浦聡志北大大学院工学研究院准教授、舟田幸太郎エーティック社長、飯田百合亜岩田地崎建設ICT推進部推進課主任、天野繁北海道開発局道路計画課道路企画官(同委員会幹事長)の4人がパネラーとして、人材育成やICT、インフラメンテナンスなどについて現状と今後の展望などを話しました。
舟田社長は、若手人材の確保と彼らを育成する中堅技術者の現状について言及し、「ICTの活用とi-Conが普及する中、土木技術者の確保とともに、情報やIT系の人材を確保し、彼らを土木技術者として育成するという取組も必要では、と考えている」と発言。幅広い人材確保に向けて、北海道測量設計業協会が制作した「測量ボーイズ」がブレイクしたことを例に挙げ、「まずは市民に建設産業を知ってもらい、理解していただくことが重要。そのための一歩を踏み出すためにも、委員会活動に期待したい」と述べました。
舟田社長らの発言に対して、記念講演の講師を務め、パネルディスカッションではアドバイザーとして参加した東京大学大学院工学研究科小澤一雅特任教授からは「人材の定着は大きな問題だ。『働き方』ではなく『働きがい』を、若者の目線でいかに提供していくかを真剣に考えるべき。やりたくないがやらなければならない仕事が現実にある中で、そうしたことにICTやAIを活用し、楽しく働くことができる職場環境を作ることで、人材の確保と育成、定着が前に進むのでは」との助言をいただきました。
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